「塗るローイー」のご紹介と施工の様子
2024.07.31
先日、「塗るローイー」を使用した施工を行いました。
この製品は、窓ガラスに塗布することで遮熱・断熱・UVカット効果を発揮するガラス専用のコーティング剤です。
今回は、施工の様子をお伝えしながら、「塗るローイー」の特徴についてもご紹介します。
「塗るローイー」とは?
塗るローイーは塗るだけで遮熱・断熱・UVカットができるガラスコーティング剤です。
既存の窓ガラスに施工することで夏は涼しく、冬は結露を少なくすることができます。
これからこの「塗るローイー」について詳しくご説明します。
ローイーってなに?
このコーティング剤の商品名「塗るローイー」なのですが、そもそもこれはどういう意味なのでしょうか。
前半の「塗る」はそのままの意味で、塗布することでコーティングするという商品の特徴をあらわしています。
では後半のローイーはというと、「ローイーガラス」からきています。
ローイーガラス(Low-Eガラス、Low Emissivity Glass)は、ガラス表面に薄い特殊金属膜のコーティングを施したガラスで、遮熱・断熱・UVカットといった特長があります。
このローイーガラスを塗るだけという手軽な形で既存の窓に導入できるのが「塗るローイー」という製品なのです。
塗るローイーの特長
塗るローイーはローイーガラスと同様の特長を持ち、以下のような効果が期待できます。
- 遮熱効果: 室内に入る近赤外線を60%以上カットするため、夏場の冷房効率が向上します。
- 断熱効果: 冬場には結露の発生を抑え、室内環境を快適に保ちます。
- UVカット: 紫外線を99%カットすることで、家具やカーペットの色あせや劣化を防ぎます。
- 防虫効果: 夜間の室内蛍光灯からの紫外線をカットし、虫の飛来を抑制します。
- 視覚的透明性: 可視光透過率が82%で、施工後もガラスの透明度を保つことができます。
塗るローイーを製造している株式会社日進産業様によると、これらの特長について以下のグラフのような結果が出ているそうです。
このように「塗るローイー」は、ローイーガラスの特長である遮熱・断熱・UVカットといった効果を手軽に取り入れられる便利な製品です。
窓ガラスを簡単にアップグレードできるため、快適な室内環境の実現に役立ちます。
遮熱効果の実験
弊社でも「塗るローイー」の遮熱効果について実験してみましたのでその様子をご覧ください。
なにも塗っていない一般的なガラスの場合、約15分で窓から数cm離れた場所の温度が45℃以上まで上がりました。
それに対し、塗るローイーを施工した窓では、40℃くらいまでしか上がりませんでした。
やはり、塗るローイーを施工すると温度上昇が抑えられるようです。
次に実際の施工についてご紹介します。
塗るローイー施工の様子
施工内容の解説
まずは塗装前の下準備をしていきます。
床養生
はじめにコーティング剤や掃除の水で汚れないように床を養生します。
ガラスクリーニング
続いて、ガラス面の汚れやほこりをしっかりと取り除くために掃除をし、研磨していきます。
研磨は研磨剤とサンダーを使用して行います。
霧吹きを使って水を吹きかけ、油分などが残っていないか確認します。
この作業をすることで、コーティング剤をしっかりと塗装できます。
サッシの養生
ガラス面の事前準備が終わったところで、サッシも養生していきます。
これで事前準備は完了です
塗るローイーの塗布
続いて、「塗るローイー」を均一にガラス面に塗布していきます。
施工完了
これで施工は完了です。
このコーティング剤は青色をしているので、塗布直後はガラスが薄いブルーに見えますが、乾燥するにつれて透明に近づいていきます。
この状態は、製品の乾燥過程の一部で、約24時間でほぼ透明になります。
施工後ガラス面が完全に乾燥するには約1ヶ月かかります。
ただ、24時間後には手で触れても問題なくなります。
乾燥が進むにつれて、塗布面の透明度が増し、美しい仕上がりになります。
まとめ
今回は「塗るローイー」についての解説とその施工の様子についてご紹介しました。
今回ご説明したように、「塗るローイー」は窓ガラスを手軽に高機能なエコガラスに変えることができる優れたコーティングとなっています。
また、施工は短時間で済むため、住宅やオフィスなどさまざまな場所の窓を気軽にエコガラスにすることができます。
手軽に窓ガラスをアップデートしたいという方は、ぜひ「塗るローイー」の施工をご検討ください。
施工したいけれどどうすればいいかといったご相談からでも大丈夫です。
興味を持たれた方はぜひお気軽に廣野塗装までご連絡ください。
お問い合わせは電話(053-461-9595)または問い合わせフォームからどうぞ。