マンションのドアを塗装でリノベーションしました
2024.10.24
化粧シート貼りのドアが色あせてきたり、傷が目立ってきたりしたとき、どうしますか?
実は、シートを貼り換えるのではなく、既存のシートの上から塗装することによってきれいな状態にするという方法があります。
これは、費用を抑えながら見た目を美しく蘇らせることができる、コストパフォーマンスが良い方法です。
今回は、マンションのドアを塗装によってリノベーションする施工の様子をご紹介します。
施工する様子の動画
使用した塗料について
今回使用した塗料は、インターナショナルペイントの「IP軟質塩ビコートSi」です。
この塗料は、錆びていない状態のドアの場合、下塗りが必要ありません。
そのため、工期を短くすることが可能です。
また、ツヤありから三分ツヤまで変えることができるので、細かいツヤの程度に対応することができます。
施工前のドアの状態
こちらが施工前のドアです。
長年の使用で表面が擦れていたり、少しくすんでいたりしていますが、全体の構造自体はしっかりしており、リノベーションで十分美しさを取り戻せる状態です。
下地処理で耐久性を向上
まず、塗装の前に欠かせない「下地処理」をします。
塗料をしっかりと定着させるためには、表面を洗浄するだけでなく、しっかり「目荒らし」を行うことが重要です。
目荒らしとは?
目荒らしとは、ツルツルな表面にやすりなどで細かい傷をつけ、表面を凸凹にすることです。
この工程により、塗料がしっかりと密着し、塗膜が剥がれにくくなります。
今回は320番のサンドペーパーを使って丁寧に目荒らしを行いました。
さらに、その後はラッカーシンナーを使って表面を拭き上げ、塗料を塗る準備が整います。
ここまでで下地処理の完了です。
養生でしっかり保護
次に、ドアの金属部分などの塗装しない箇所に養生を施します。
この作業によって、塗料が不要な場所に付着するのを防ぎます。
養生を丁寧に行うことで、仕上がりの美しさが大きく左右されるため、慎重に行います。
上塗り1回目
ここからが本格的な塗装の始まりです。
IP軟質塩ビコートSiをスプレーで塗っていきます。
このスプレーは低圧温風塗装機というもので、飛散がほとんどありません。
塗った場所にツヤが出るので、わかりやすいと思います。
上塗り2回目
もう一度IP軟質塩ビコートSiを塗っていきます。
少しわかりにくいかもしれませんが、これをすることにより、きちんと塗料が長持ちするようになります。
メリット
今回のように、ドアを塗装によってリノベーションする一番大きなメリットは、コストの安さです。
ダイノックシートとよばれるようなシートを貼り換えるよりも費用を約半分に抑えることができます。
まとめ
今回は、化粧シート貼りのドアを塗装でリノベーションする様子についてお伝えしました。
シートを貼りなおすよりも低コストで実施することができるので、玄関ドアの劣化が気になっているという方はぜひご検討ください。
少しでも気になったという方は、廣野塗装までご相談ください。
見積もりは無料ですし、塗装内容を決める際なども丁寧にサポートさせていただきます。
お問い合わせは電話(053-461-9595)または問い合わせフォームからどうぞ。